「きょうだいには自分の人生を歩んでほしい。でも頼らざるを得ないのか」——親御さんの深い葛藤です。実務的な答えは、支援の主体を「家族」から「制度のチーム」へ移しておけば、きょうだいの役割は最小化できる、です。
生活支援はグループホーム、計画は相談支援専門員、財産管理は後見人(や日常生活自立支援事業)——この体制ができていれば、きょうだいに残るのは「たまに顔を見る」「重大な決定の時に意見を言う」程度の関わりで済みます。
もう一つ大事なのは、きょうだいと早めに率直に話すこと。「何を頼み、何を頼まないか」を親の口から明確にすると、きょうだいは漠然とした重荷から解放されます。きょうだい自身の人生設計(結婚・転勤・住宅購入)にも関わるので、この対話は先送りするほど難しくなります。
